ダイエットにも効果的なイタリアの家庭料理

しっとりふわふわりんごのタルトは、イタリア人の「おばあちゃんの味」

りんごのタルトは、イタリアではデザートやおやつとして食べられるほか、朝食となることも。「タルト」と呼ばれますが、りんご入りのパウンドケーキのようなもの。特徴は、生地の「ふんわり加減」と「しっとり加減」のバランスが絶妙であることです。

りんごのタルトは、イタリアの「おばあちゃんの味」

りんごのタルトは、イタリアでは典型的な「おばあちゃんの味」。誰もが「おばあちゃんの『りんごのタルト』の思い出」を持っていると言われます。ということは、おばあちゃんの数だけ、りんごのタルトのレシピも存在するということ。ここではまず、基本の「りんごのタルト」のレシピを紹介します。

イタリアのおばあちゃんの味「りんごのタルト」基本のレシピ

材料(直径25cmの丸型1個分)

  • りんご・・・700g(中程度の大きさ2〜3個)
  • 薄力粉・・・200g
  • 卵・・・2個
  • バター・・・100g
  • 砂糖・・・200g
  • 牛乳・・・200ml
  • レモン・・・1個
  • ドライイースト・・・16g
  • シナモンパウダー・・・小さじ1
  • 塩・・・1つまみ
  • 粉砂糖・・・適量

作り方

  1. ケーキ型の内側にバター(分量外)を塗り、薄力粉(分量外)を薄く振りかけておく
  2. 卵と牛乳は常温に戻しておく
  3. りんごは皮をむき、薄切りにしてボウルに入れ、レモン汁を加えて置いておく
  4. 薄力粉はドライイーストとあわせてふるっておく
  5. バターは溶かしたのち、粗熱をとって常温にしておく
  6. レモンは汁を絞ってとっておき、皮も細かく削ってとっておく
  7. オーブンを180度に温めはじめる
  8. 別のボウルに卵を割り入れ、砂糖の半量と塩ひとつまみを入れて、泡立て器でしっかりと泡立てる。白っぽくなってきたら、砂糖の残りの半量を加える
  9. 生地がさらに白っぽく泡立ってきたら、泡立て器で撹拌を続けながら溶かしバターを回し入れる
  10. 生地にシナモンと、レモンの皮の削ったものを加える
  11. 生地に、ドライイーストと薄力粉をあわせてふるった粉を加える。泡立て器で撹拌を続けながら、薄力粉を大さじ1杯ずつ加えていく
  12. 薄力粉を生地に全部加えたら、泡立て器でゆるく撹拌しながら、牛乳を少しずつ回し入れる
  13. レモン汁の水分をよく切ったりんごを生地に加え、ゴムベラでざっくり混ぜる
  14. 生地をケーキ型に流し入れ、型を数回テーブルに軽く落として生地中の空気を抜く
  15. 180度に温まったオーブンで50分間焼く
  16. 焼きあがったらオーブンから出し、ケーキを型に入れたままで粗熱をとる
  17. ケーキの粗熱がとれたら型から出し、完全に冷ます
  18. ケーキの表面に茶漉しで粉砂糖をふりかける

このレシピのポイント

  • 手順8〜11において、生地は白っぽくふわふわになるまで、泡立て器でしっかりと泡立てること。ここでしっかりと泡立てておくと、出来上がったタルトがふんわりした食感に仕上がります。
  • 手順13では、生地にりんごを加える直前でりんごの水分をきること。生地に加える直前までりんごをレモン汁に浸しておくことで、りんごが変色するのを防ぎます。

りんごのタルトの日持ちは?

乾燥を防ぐため、ガラスやプラスチック容器に入れ、常温で2〜3日間の保存が可能。冷凍保存も可能です。

りんごのタルトのアレンジ

  • イタリア料理は、基本的に「シンプルなレシピ」が好まれます。つまり、数多くの材料を使い、素材の味がわからなくなるようなレシピよりは、使う材料を数個にとどめ、それぞれの素材の味をしっかり味わうレシピが好まれます。しかし、りんごのタルトをよりリッチにしたいときは、生地に松の実やレーズンを加えることもあります。
  • シナモンが苦手な人は、シナモンの代わりにバニラビーンズを加えてもOK。

リコッタチーズ入りりんごのタルト

基本のレシピより、さらにしっとりとしたリッチなタルトもご紹介します。

材料(直径28cmの丸型1個分)

  • りんご・・・400g(中程度の大きさ1.5〜2個)
  • 薄力粉・・・400g
  • リコッタチーズ・・・300g
  • 卵・・・4個
  • ブラウンシュガー・・・175g
  • 白砂糖・・・175g
  • 牛乳・・・100g
  • ライム・・・1個
  • ドライイースト・・・16g
  • 塩・・・1つまみ
  • 粉砂糖・・・適量

作り方

  1. ケーキ型の内側にバター(分量外)を塗り、オーブンシートを敷いておく
  2. 卵と牛乳、リコッタチーズは常温に戻しておく
  3. 薄力粉はドライイーストとあわせてふるっておく
  4. オーブンを180度に温めはじめる
  5. リコッタチーズは網で濾してボウルに入れる。ブラウンシュガーを加え、ライムの皮を削って入れる
  6. 木べらでざっくりと混ぜて置いておく
  7. 別のボウルに卵を割り入れ、白砂糖を加えて、生地がもったりとしてかさが増えたように見えるまで、泡立て器で数分間混ぜる
  8. 卵と白砂糖の生地を泡立て器で撹拌しながら、リコッタチーズを大さじ1ずつ加えていく
  9. 生地を泡立て器で撹拌しながら、ドライイーストと薄力粉をあわせてふるった粉を大さじ1ずつ加えていく
  10. 粉を全量加えたら、生地を泡立て器で撹拌しながら、牛乳を少しずつ加える
  11. りんごは皮をむき、サイコロ切りにしてボウルに入れる
  12. ライムを半分に切って汁を絞り、りんごに加えて混ぜる
  13. りんごを生地に加えて、ゴムベラでざっくりと混ぜる
  14. 生地を型に流し入れ、平らにならす
  15. 180度に温まったオーブンで50〜60分間焼く。途中でタルトの表面が焦げそうな場合は、アルミホイルで表面を覆う
  16. 焼きあがったらオーブンから出し、ケーキを型に入れたままで粗熱をとる
  17. ケーキの粗熱がとれたら型から出し、完全に冷ます
  18. ケーキの表面に茶漉しで粉砂糖をふりかける

このレシピのポイント

  • リコッタチーズは面倒でも、あらかじめ目の大きなざるで濾し、なめらかにしておくことで、タルトの舌ざわりが良くなります。
  • ブラウンシュガーを使う理由は、ブラウンシュガーの香ばしさと色を生かすためです。ブラウンシュガーがない場合は、砂糖の全量を白砂糖にして構いません。

リコッタチーズ入りりんごのタルトの日持ちは?

乾燥しないようにガラスやプラスチック容器に入れ、常温で2〜3日間の保存が可能。

リコッタチーズが入っているため、冷凍保存はお勧めではありません。

リコッタチーズ入りりんごのタルトのアレンジ

  • ライムの代わりに、お好みでバニラビーンズや、レモンの皮を削ったものを加えてもOK。
  • リコッタチーズが手に入らない場合や、少し軽めのタルトに仕上げたい場合は、リコッタチーズを無糖ヨーグルトに置き換えることができます。この場合、ヨーグルトはあらかじめ水切りして、水分を減らしておくと良いでしょう。

りんごのタルトの食べ方

りんごのタルトは、食後のデザートというよりは、おやつや朝食に食べられることが多いデザートです。もっとも贅沢な食べ方は、焼きたてのアツアツのタルトにアイスクリームをのせて食べること。

冷めたタルトには、ゆるめに作ったカスタードクリームや、ゆるめに泡立てた生クリームをあわせるとよく合います。イタリアでは、タルトがすでに甘いため、タルトに添えられる泡立て生クリームは無糖であることがほとんど。

りんごのタルトに合う飲み物

りんごのタルトに合わせる飲み物は、朝食やおやつに食べるのであれば、エスプレッソコーヒーか紅茶が定番。

ディナーのデザートとして食べるのであれば、干しぶどうで作られたこっくりと濃厚なデザートワインや、ブランデーやコニャックなどの、アルコール度数が高く、少し甘みのある食後酒がよく合います。

素朴な味がやみつきに。定期的に食べたくなるりんごのタルト

飾り気のない素朴な味のりんごのタルトは、なぜか定期的に無性に食べたくなる味。ふんわり、かつしっとりした食感や、ほんのり甘酸っぱい味が、まるでおばあちゃんの優しいぬくもりを思い出させるようであるからかもしれません。日本でも手に入る材料ばかりで作ることができるため、「イタリアのおばあちゃんの味」をぜひためしてみてください。

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